有限会社鞍掛薬局(以下、当社)は、以下の指針を掲げることにより高齢者の尊厳の保持、薬局業務の健全な運営に努めるものとする。
(1)基本方針
高齢者の尊厳を保持するため、いかなる時も患者・利用者に対して虐待を行つてはならない。そのため、当社の基本的な考え方としてこの指針を定め、職員が高齢者虐待について理解し、虐待を未然に防 ぐ方策を共有する。
(2)高齢者虐待・不適切なケアの未然防止の取り組み
職員は高齢者虐待・不適切なケアを未然に防ぐために以下の取り組みを実施する。
① 事故や苦行の詳細な分析と再発防止に関する取り組み
② 提供するサービスの点検と、虐待に繋がりかねない不適切なケアの改善による質の向上
③ 職員が一体となり権利擁護や虐待防止への意識の醸成と理解を高める研修・教育
④ 職員のメンタルヘルスに関する組織的な取り組み
⑤ 指針及びマニュアルの定期的な見直しと周知
⑥ 虐待対応責任者の選任と防止委員会の設置
(3)虐待発生時の考え方
1.虐待の発見及び通報
①職員は利用者、利用者家族または職員から虐待の通報があるときは本指針に沿って対応しなければいけない。
②利用者に虐待が疑われる場合には、虐待対応責任者に速やかに報告する。その後、「虐待発生時の考え方」に基づき速やかな解決につなげる。
③利用者に対する家族又は関係する他職種による虐待が疑われる際にも虐待対応責任者に速やかに報告をする。
2.虐待に対する職員の責務
①高齢者虐待は外部からは把握しにくいことが特徴であることを認識し、職員は日頃から虐待の 早期発見に努めなければならない。
②虐待対応責任者は虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合、速やかに管轄の市区町村の担当者、必要に応じ警察へ報告する。
(4)虐待対応責任者と担当者の責務
虐待対応責任者には代表取締役を設置し、各拠点における責任者は管理薬剤師が虐待防止委員としてその職務にあたる。
制定日:2024年4月1日
有限会社鞍掛薬局
代表取締役 水谷 浩